4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p362-392.
昨日読んだ箇所です。
プルーストって、ホイッスラー好きなのかな。
私も好きです。フェルメールもそうだけど、白の表現が巧い画家が好き。
主人公は、相変わらず娘たちと知り合いたい欲求にかられていますね。神経もだいぶ高まっているようです。
一方、友人のサン=ルーは愛人に忠誠を尽くしているようですが、以前は放蕩三昧で随分女性にもモテてきたことが分かります。
この小説では、眠りについてネガティブな印象で記述されている箇所が多いように感じられるのですが、今回の箇所でも、疲れきった主人公がなかなか眠ることのできない様子が描かれています。
何というか、自分の体験からも、神経症傾向にある人ならではの不眠なのではないかというふうにも思われます。
主人公が娘たちとの出会いに神経をたかぶらせているところは、正直はいはいと読んでいる感じなので、今日は感想はこれくらいです(笑)