1巻<スワン家のほうへⅠ>pp149-190.
三日坊主ではありません(笑)
大きい用事がある日は読めないので、2日あきました。
鐘塔についての緻密な描写があるけれど、風景・建造物等についての記述を読むのはやはり苦手で…。建築等について詳しい人が読んだら、この箇所はかなり読み応えがあるのだろうなと思いました。
感想は割愛。
次いで、ルグランタン氏が登場しました。
どういう人だったかすっかり忘れていたけれど、本業関連以外でも広く教養があるものの、ちょっとわざとらしい人という感じでしょうか。癖のある人多いよなあ(笑)
レオニ叔母の気に入らない人物についての描写が面白かったです。
叔母なりの療法と違うことを言ってくる人と、叔母の訴える深刻な病状をそのまま受け入れる人が出禁ということで、一瞬「めんどくさいなあ」と思ってしまいました。でも、要は共感して安心させてくれる人がいいということなら、それは何か分かるような気がします。
…この一族って、何か神経症っぽい人多い気がする…。
主人公がまだ一度も行ったことがない芝居について想像を膨らませている描写は、可愛らしさもあり主人公の感性の豊かさが感じ取られました。
芝居の広告から色々想像しているというような記述がありましたが、近くにサラ・ベルナールの名前も出ているので、もしかしたら私の大好きなミュシャのポスターなども想定されているのかなと思いながら読みました。
そして、主人公の軽率な行動で大叔父と両親が仲違いしてしまったエピソードは、子供の立場に立って読むと少し辛くなります。
ココットのいる場に子供を同席させるのは、主人公の両親のようなタイプにとっては絶対NGだろうし、子供にほのめかしで口止めできると考えた大叔父がちょっと甘かったのかもしれないですね。
でも、子供としては結構トラウマになりかねない出来事だと思う…。
今のペースなら、11月の目標(1巻読破)は達成できそうです。