ももてぃの「失われた時を求めて」再読日記

文学に関しては完全な素人です。岩波文庫で読んでいます。一応、1ヶ月1巻ペース

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p452-482.

ザ・停滞期。 何度も何度も止まりながら読んでいます。 なんだかんだ、恋愛が進む部分が面白いのかなあ…。 主人公は、エルスチールと早く散歩に出たくてしょうがないのですが(例の娘たちを紹介してもらうため)、エルスチールが最後の一筆を入れた花の画に…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p422-452.

今日の箇所は、ずっとエルスチールのアトリエの場面でした。 エルスチールの画家としての素晴らしさは、教養に裏打ちされた知性の持ち主でありながら、知性のもたらすものを脇において描こうとするところにあるようです。 この作品ってたまにテレビドラマ的…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p392-422.

今日の箇所は、重要な部分がありました。 主人公は相変わらず、娘たちと出会うことを求めています。 少女から変貌していく娘たちについて描写している部分は、とてもメルヘンチックで素敵だと思いました。 あとは、相変わらず、はいはいって感じですが(笑)…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p362-392.

昨日読んだ箇所です。 プルーストって、ホイッスラー好きなのかな。 私も好きです。フェルメールもそうだけど、白の表現が巧い画家が好き。 主人公は、相変わらず娘たちと知り合いたい欲求にかられていますね。神経もだいぶ高まっているようです。 一方、友…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p332-362.

今日は、あまり時間がなくて読み飛ばしてしまった部分もあります。 前回、主人公が色んな女性を眺めている部分はちょっと退屈だったと書きましたが、かなり重要な箇所だったことが判明しました(笑) すっかり忘れていましたが、今日の箇所で、それがアルベ…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p302-332.

今日の箇所は、サン=ルーの恋愛についての考察が中心で、かなり見所もありました。 まずは、ブロック父子との交流の場面からです。 ブロック氏がルーベンスの作品と紹介するのは、おそらく偽物なんでしょうね。 署名があるのかと馬鹿正直に訊ねるサン=ルー…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p271-302.

ここは、今日読んだ箇所です。 ヴィルパリジ夫人の部屋から自室に戻った主人公をシャルリュス男爵が訪ねてきます。 主人公が寝る前に悲しみを覚えることを知り、主人公の好きなベルゴットの本をもってくるなど優しいのですが、主人公の祖母への愛情を“報いら…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p240-271.

ここは、昨日読んだ箇所です。 とうとうシャルリュス男爵と主人公が面識をもちます。 シャルリュス男爵って、サン=ルーの叔父だったのですね。後の巻でシャルリュス男爵が中心的に取り上げられるパートの印象が強すぎて、それ以前の部分はすっかり忘れてし…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p208-240.

挫折した訳ではありません。 しばらく中断していましたが、今週から再開しました。 ただ、この箇所はかなり前に読みました。なので、不正確な部分もあるかもしれません。 主人公は、ヴィルパルジ夫人の甥サン=ルーと仲良くなっています。 そのなかで、主人…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p177-208.

とりあえず、今読んだのはここまでです。 今回印象に残ったのは、主人公と祖母とのやりとり。 祖母がいなければ生きていけないという主人公、祖母が亡くなってしまったらということを暗に考える二人…そして、祖母の心を想い、愛している人が亡くなっても、変…

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p147-177.

たまっていた記録をつけてしまおうと思います。 主人公はヴィルパリジ夫人と馬車で散策に出たりしています。 通りすがりの娘たちに心惹かれがちな所は、ものすごく性の部分が目覚めてきた感じですね。 あとは、リンゴの一枝についての描写が印象的でした。 …

4巻<花咲く乙女たちのかげにⅡ>p116-147.

大分長い間、記録を怠っていました。 相変わらず豪華ホテルでの日々が描かれています。 フランソワーズが色んな人と仲良くなっている様子は面白かったり。 それから、ヴィルパリジ夫人との交流も始まりました。 注目すべきところとして、主人公の父親の職業…