ももてぃの「失われた時を求めて」再読日記

文学に関しては完全な素人です。岩波文庫で読んでいます。一応、1ヶ月1巻ペース

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp438-469.

んー、結構重要な箇所に入ってきたので、焦って読むのはよくないかもしれないですね。今夜もう1回更新したいけれど日をまたぎそうだし、いずれにせよ2巻は少し残ってしまうかも。 しばらく土地の名の話が続きますが、時間もないので感想は割愛。一言だけ書く…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp413-438.

数日前に読んだ箇所になります。 明日は大晦日で用事が目白押しなので、ここから急ピッチで読んで書いてを繰り返していく予定です。何か来年に持ち越したくないんだよなあ…(笑) オデットへの恋を失ったスワンの心情が描かれています。 相手に夢中にならな…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp389-413.

年末で少しバタバタしているなか読んでいます。 知りたかったはずのオデットの真実の外縁に触れたことで、スワンにとってある本(?)の一節が現実味を帯びてきます。「女に恋をしたと感じた場合、その周りにどんな人がいるか、どんな人生を送ってきた女かと…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp360-389.

年末は忙しく、今月は2巻を読み終えられるか不安です。 今日記録するのは、数日前に読んだ箇所です。 スワンは、オデットが自分に抱いていた感情はよみがえらないことを理解したとのことですが、オデット自身の心情というか思惑も気になるところです。 とこ…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp336-360.

少し空いてしまいましたが、まず何日前に読んだ箇所について記録します。 読む時間はあっても、記録をつける時間がないときがあるんですよね。 でも、記録をつけるってことがないと、ちゃんと読み込まないので。 スワンは大分レ・ローム大公夫人に気に入られ…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp310-336.

今日の箇所は、ずっと社交界の婦人方のことが描かれていました。 小説の背景にあたる部分だとは思うけど、なぜここまで詳細に描く必要があるのかよく分からず…正直、ちょっと退屈な面もありましたね。 大事なのは、レ・ローム大公婦人(オリヤーヌ)が(再)…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp285-310.

スワンはどんどん哀れになっていきますね。 誰かに恋い焦がれるあまりここまで哀れになれることが幸せなのかもしれませんが。 どうでもいいおしゃべりの中にもオデットのことが出てくると一喜一憂してしまったり、疑惑がおさまったかと思えばすぐにぶりかえ…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp257-285.

今日は1番走り読みしてしまったかもしれません。 恋の病におかされたスワン、迷走していますね(笑) オデットは、なかなかというか分かりやすく図々しいですよね。ヴェルデュラン夫妻(→スワンは同席不可)をワーグナー上演に招待するためのお金を無心して…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp232-257.

今日はお腹が空いていたりしてあまり集中して読めませんでした。 でも、分かるー!!って所が多かったです。恋すると、人って本当に愚かになるよねって。 スワンとオデットの立場は、完全に逆転していますよね。 オデットも、スワンの気持ちが完全に自分のも…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp205-232.

恋するスワン、可愛いし面白すぎる(笑) プルーストは「恋心に寄りそう影ともいうべき嫉妬心」と表現していますが、恋するがゆえに嫉妬にかられた人物って、第三者から見るとこんなに滑稽なんだなあとあらためて思いました(もちろん、自分だってそうなるん…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp179-205.

スワンは沼にハマりましたね(笑) フォルシュヴィルの登場によって、嫉妬をかき立てられるようになったことは、確実にスワンの恋心の燃料になっているように感じます。 飽きられるのを恐れて会わないようにしている昼間にもプレゼントを買って送ったり、借…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp152-178.

最近、割と進んで読めている気がします(笑) 今回は、ヴェルデュラン夫人のサロンの人物評的なことが綴られています。 スワンがヴェルデュラン夫妻をよく思っていたのに対して、ヴェルデュラン夫妻の方はスワンのことをそれほどよくは思っていないようです…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp124-152.

相変わらずスワンの恋心の話が続いています。 オデットを好きになって、色々な事物に再び魅力を見出せるようになったというスワンの感覚、恋に落ちたことのある人なら分かるものだと思います。 プルーストは「若き日の霊感がよみがえるのを感じ」と表現して…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp99-124.

今日はとうとうスワンとオデットが結ばれました。 スワンは、オデットにボッティチェリの描くチッポラを見るのですが、何かこのあたりは、私には、初見であまりピンとこなかったオデットに、無理やり恋する理由をみつけて正当化しているようにも思えてしまい…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp73-99.

今日は少し眠い中で読みました。 ヴァントゥイユ氏のソナタの美しさが、コタール夫妻には捉えられない話。 平凡な人は月並みな芸術表現を型にしてしか美を把握できない一方、独創的な芸術家はそうした型を外して表現を作る、だから平凡な人にはその中にある…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp48-73.

今日読んだ箇所です。 今日の箇所は、スワンがヴェルデュラン夫人のサロンのメンバーを知っていく過程が記述されていました。 ヴェルデュラン夫人の、信者の上に立つ自分に酔っている感じも含めて、すごい苦手感が強い…(笑) 今日の箇所の中で重要なのは、…

2巻<スワン家のほうへⅡ>pp23-48.

昨日読んだ箇所です。 2巻はいきなり「ヴェルデュラン家の〜」と始まるので、ヴェルデュランって誰だっけ?ってなりますね。 そこから、ヴェルデュラン夫人のサロンのしきたりなどが描かれていきますが、悪いけど自分なら行きたくないですね。メンバーへの独…