ももてぃの「失われた時を求めて」再読日記

文学に関しては完全な素人です。岩波文庫で読んでいます。一応、1ヶ月1巻ペース

1巻<スワン家のほうへⅠ>pp108-148.

今日は、あの有名な場面が出てきました。 紅茶に浸ったひとかけらのプチット・マドレーヌの風味や匂いから、コンブレーでの日々が蘇るという場面です。 恍惚から記憶を呼びさまそうとする過程ってこんなに長く書かれていたっけ?と思いましたが、記憶という…

1巻<スワン家のほうへⅠ>pp67-108.

今日の箇所は大半が、主人公が就寝前に母親からの接吻を請い願う気持ち(不安)を描いたものでした。 最初は随分大げさだなと感じるのですが、大人の恋愛感情にも喩えて描かれていることから、心理学的に言えば、愛着の問題を描いているのかなとか…。 不安か…

1巻<スワン家のほうへⅠ>pp25-66.

久々に文学に触れ、最初は少し難しく感じました。 眠りについての記述から始まるのですよね。 眠りに関する恐怖に近い不安ともいうか。 正直よく理解できない所もありましたが…… 最近自分が引っ越したばかりのときに、目覚めの間際、前の部屋にいるような身…

はじめまして

はじめまして。ももてぃと申します。 これから、大学時代に初読した「失われた時と求めて」の再読記録を始めます。 初読のときは集英社文庫(鈴木道彦さん訳)でしたが、今回は岩波文庫(吉川一義さん訳)で読んでいきます。光文社古典新訳文庫(高遠弘美さ…